斉藤由貴の若い頃に再脚光!名曲「卒業」とスケバン刑事の衝撃美
『スケバン刑事』のダークな魅力から一転、1986年にはNHKの連続テレビ小説 はね駒のヒロイン・橘りん役に大抜擢される。明治から大正という激動の時代を新聞記者として駆け抜けた女性の半生を、瑞々しく躍動感あふれる演技で描き切った。平均視聴率40%を超える国民的ドラマを牽引したことで、彼女の評価はトップアイドルから押しも押されもせぬ本格女優へと昇華した。
所属する東宝芸能のバックアップのもと、舞台や映画、執筆活動に至るまで表現の幅を一気に拡大していく。清純派の殻に閉じこもることなく、人間の脆さや滑稽さ、情念までも呑み込むその演技スタイルは、同世代の役者の中でも際立っていた。台本を深く読み込み、行間に潜む感情をすくい取る知性こそが、彼女の躍進を支える確固たる背骨だった。