「国民的美少女」の原点にして最高峰——後藤久美子が10代で起こした空前絶後のムーブメントと、現代に受け継がれる伝説
1980年代半ば、日本のエンターテインメント界に彗星のごとく現れた少女がいた。後藤久美子。当時わずか12歳前後だった彼女の存在は、従来の「可憐で守ってあげたくなるアイドル像」を瞬時に過去のものへと追いやった。
整いすぎた目鼻立ち、浅黒い健康的な肌、そして何よりもカメラを射抜く強い眼光。メディアはこぞって彼女を「国民的美少女」と称えたが、そのラベルすら彼女の放つオーラの前にはどこか軽々しく見えたほどだ。媚びないスマイルと率直な言動は、同時代の十代のみならず大人たちをも一瞬で虜にした。