「坊主丸儲け」の虚実と宗教法人マネー!崩壊する寺院経営の深層

「坊主丸儲け」の虚実と宗教法人マネー!崩壊する寺院経営の深層に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

お布施は非課税だから寺は無条件に潤う。この単純な言説ほど、半分正しく半分罪深い誤解はない。文化庁宗務課が把握する全国約7万6000の宗教法人のうち、仏教系寺院の台帳を丹念に紐解くと、世間の幻想を打ち砕く乾いた数字が浮かび上がる。

全日本仏教会の関連調査や各種シンクタンクの最新推計によれば、全国の寺院の過半数は年間収入が300万円未満という極貧ラインに張り付いている。住職の平均可処分所得は一般的な会社員を大きく下回り、多くの住職が教員や公務員、一般企業のサラリーマンとして平日働き、その給与で本堂の維持管理費や固定資産税の不足分を補填しているのが実態だ。

かつて数十万円が当たり前とされた葬儀の読経料や戒名料といった「お布施」も、核家族化と檀家制度の形骸化によって暴落の一途をたどる。年間数件の葬儀しか行われない過疎地の寺院にとって、お布施収入だけで伽藍を維持することは数学的に不可能だ。世間が目にする「丸儲け」の姿は、大都市圏の巨大霊園や観光名所を抱える上位数パーセントの富裕寺院が放つ残像に過ぎない。

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