【2026年最新】廃棄処分とは?違いや手続き・費用相場を徹底解説
企業が機械設備、社用車、オフィス什器、PCなどの固定資産の廃棄処分を行う場合、単に物理的に捨てるだけでなく、税務・会計上の処理を正しく行わなければなりません。
固定資産を廃棄した際、帳簿上に残っている未償却残高から解体・処分費用を加えた額を損失として処理することを「固定資産除却損(廃棄損)」と呼びます。この廃棄損の計上要件を満たすためには、税務調査において「実際にその資産が事業の用に供されなくなり、物理的にスクラップされたこと」を客観的に証明できなければなりません。
税務上の否認リスクを回避するためには、以下の証拠書類を確実に揃えておく必要があります。
- 社内の稟議書・除却承認書類(除却決定の経緯を記録した書面)
- 処理業者との産業廃棄物委託契約書
- マニフェスト(産業廃棄物管理票)の各票(特に最終処分完了が確認できるE票)
- 廃棄処分証明書(マニフェスト受領書・破砕証明書など)
- 廃棄前・廃棄作業中・解体後の写真記録
物理的なスクラップを行わずに社内の倉庫に放置している場合(有姿除却)は、今後一切事業に使用しないことが客観的に明白であるなど、極めて厳格な要件が課されるため注意が必要です。