コロナ感染後に迫る脳梗塞の脅威!若年層も知るべき前兆サイン
ウイルスが体内から排除された後も、血管内では静かな破壊工作が続いている場合がある。新型コロナウイルスは、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体を介して全身の血管内皮細胞に侵入し、激しい炎症反応を引き起こす。この炎症が引き金となり、血液を凝固させる血小板が過剰に活性化され、微細な血栓が次々と作られる。これが広範な血栓塞栓症へと発展し、脳の太い主幹動脈や微細な毛細血管を閉塞させる直接的な要因となる。
回復後も倦怠感やブレインフォグが続くLong COVID(コロナ後遺症)に苦しむ患者の血液中には、通常の検査では検出しにくい「微小血栓(マイクロクロット)」が残存していることが近年の研究で判明している。持続的な免疫異常と補体系の暴走が、血管のしなやかさを奪い、血流を停滞させる。医療・ヘルスケア産業においても、この持続性血管内皮障害を早期に発見するための高感度バイオマーカー開発やウェアラブル監視デバイスの実用化が急速に進められている。