元ミスター東大・稲井大輝の現在|Snsを騒がせた男の真実と今
2014年、ミスター東大コンテストへの出場を機に、彼の名は瞬く間に世へと知れ渡った。だが、彼が選んだ道は、歴代のファイナリストたちが歩むような爽やかなタレント活動や官僚・大手企業への就職といった王道とは真逆のものだった。
舞台となったのはX(旧Twitter)である。歯に衣着せぬ過激なポスト、常識を挑発するライフスタイルの誇示、そして炎上すらも計算し尽くしたかのようなアテンション・エコノミーのハック。瞬く間に数十万人のフォロワーを獲得し、ネットカルチャーにおける一種のダークヒーローとして君臨した。冷徹なまでの自己演出と、大衆の好奇心を刺激する言葉選び。そこには、単なる目立ちたがり屋の枠を超えた、メディア空間の力学を冷徹に見つめる鋭利な知性が潜んでいた。