薬を牛乳で飲むと効果激減?薬剤師が明かす飲み合わせの罠と正解

薬を牛乳で飲むと効果激減?薬剤師が明かす飲み合わせの罠と正解の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

特に強い影響を受けるのが、感染症治療の主役である抗菌薬(抗生物質)のグループだ。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開している各種医薬品の添付文書でも、牛乳や乳製品との併用に対する厳格な注意が記載されている。

代表的な例が、ニキビ治療や呼吸器感染症などに用いられる「テトラサイクリン系抗生物質」や、尿路感染症や中耳炎など幅広く処方される「ニューキノロン系抗菌薬」だ。これらの薬剤を牛乳と一緒に服用すると、カルシウムとのキレート形成によって薬の血中濃度が通常の半分以下、場合によっては8割近くも低下することが分かっている。

抗菌薬の効果が中途半端に落ちると、病原菌を殺しきれないばかりか、薬が効かない「耐性菌」を生み出す温床にもなりかねない。単なる「効き目が薄れる」という個人の問題にとどまらず、治療の長期化を招く深刻なリスクを孕んでいる。

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