小原日登美を支えた夫・康司さんの現在|金メダルを掴んだ愛と家族の絆
二人の出会いの場となったのは、トップアスリートが集う自衛隊体育学校レスリング班でした。当時、旧姓の「坂本日登美」として世界選手権51キロ級を連覇しながらも、アテネ五輪や北京五輪への出場を逃し、絶望の中で一度はマットを去っていた日登美さん。復帰を目指して自衛隊に入隊した際、同じ体育学校で汗を流していたのが康司さんでした。
過酷な練習を共にする中で自然と惹かれ合い、交際へと発展。2010年10月に二人は婚姻届を提出し、日登美さんは「小原」姓となりました。アスリートが競技生活のピーク時に改名することは、知名度や登録手続きの観点から珍しいケースでしたが、そこには彼女の強い覚悟がありました。
「坂本日登美」としての過去の挫折や栄光を一度リセットし、「小原日登美」として夫と共に新しい人生の勝負に挑むという決意の表れでした。結婚を機にさらに絆を深めた二人は、ロンドン五輪という明確な目標に向かって歩みを加速させていきます。