限界を削り美を創る肉体の革命 ストイックな舞台裏と食事の真相
女性の筋肉美の歴史を語る上で、世界の頂点に君臨し続けた生ける伝説、アイリス・カイルの存在を外すことはできない。世界最高峰のボディビル大会「ミズ・オリンピア」で前人未到の通算10度もの優勝を果たした彼女は、男性トップビルダーをも凌駕する圧倒的な筋量と筋密度で、人間の肉体の可能性を塗り替えた。
その究極の遺伝子は、日本国内のコンペティションシーンにも深く息づいている。日本女子フィジーク界の絶対王者として長年君臨する澤田めぐみは、見る者を圧倒するバルクと無骨なまでのカットで、純粋な筋肉美の真髄を体現してきた。妥協を一切許さないその佇まいは、後進のアスリートたちに強烈なインスピレーションを与え続けている。
一方で、筋肉美の新たな扉を開き、社会現象にまで押し上げた立役者が安井友梨だ。金融機関の正社員としてフルタイムで働きながら、国内のトップに君臨し続ける彼女の姿は、多くの働く女性たちに熱狂的な支持を集めた。圧倒的なステージング、洗練されたプロポーション、そして時折見せる親しみやすい素顔。ハードコアな筋肉の世界と一般社会の架け橋となった彼女の功績は計り知れない。