細木数子はなぜ画面から消えたか?最高視聴率女王の知られざる真相
テレビから身を引いた後、細木が最も心血を注いだのが、一代で築き上げた莫大な帝国と「六星占術」の継承問題だった。血縁者であり、幼少期から養女のように育ててきた姪の細木かおりを後継者として指名したことは、彼女の終活における最大のハイライトとなった。
かおりは2014年頃から細木のマネジメントや鑑定業務を補佐し始め、2016年には正式に養子縁組を結んだ。先代の強烈すぎるカリスマ性と比較される重圧の中で、かおりは現代的な親しみやすさとカウンセリング要素を打ち出し、新たなファン層を開拓していく。
「恐怖」で人を縛った先代から、「共感」と「寄り添い」で導く後継者へ。細木数子は自らの老いと死を見据え、自らの名前が風化する前に事業と占術のDNAを次世代へ引き渡す冷徹なプランを完璧に遂行したのである。