丸川珠代と夫・大塚拓の舞台裏|資金問題の爪痕と政界復帰シナリオ
大塚拓氏のキャリアは、丸川氏の華やかなパブリックイメージとは対照的に、徹底した実務重視の路線で築かれてきた。慶應義塾大学を卒業後、東京三菱銀行を経て米ハーバード大学ケネディスクールへ留学。父の地盤を継いで政界入りした後は、内閣府副大臣や法務副大臣、財務副大臣などを歴任した。
党内随一の政策通。大塚氏を知る関係者は異口同音にそう評する。地味ながら手堅い法案処理能力と官僚組織を手玉に取る交渉力は、清和政策研究会(安倍派)のなかでも高く評価されていた。夫婦で異なる選挙区・異なる院に議席を持ちながら、家庭内での情報共有や政策議論が双方の政治判断を研ぎ澄ませていたことは想像に難くない。大塚氏の堅実な政治基盤こそが、丸川氏の大胆な政治行動を支える強固なアンカーとなっていたのだ。