パック卵を割ったらひよこ?Sns都市伝説の真実と驚きの食卓事情
結論から言えば、一般的なスーパーで販売されている無精卵のパックからヒナが生まれることは科学的に100%あり得ない。オスとメスが交配していないため、命の芽生えとなる受精卵が存在しないからだ。しかし、話が「有精卵」として販売されている特殊なパックとなると話は別だ。高級スーパーや直売所で手に入る有精卵には、稀に雄鶏が同居している環境で産まれた卵が含まれる。
ただし、有精卵であっても単に割っただけでヒナが出てくるわけではない。卵が細胞分裂を始めてヒナへと成長する「発生」には、約37.5度の保温環境と適切な湿度が連続して必要となる。つまり、冷蔵ケースに並び、自宅の冷蔵庫で保管されている卵の中身は、成長が完全にストップした状態だ。仮に発生が進んでいたとしても、それは殻の中で途絶えた胚であり、元気なヒナが跳び出してくることはない。有精卵が輸送途中や店頭で放置され、猛暑などの異常気温に長時間晒されるという極めて特殊な条件が重ならない限り、孵化のプロセスは始まらないのだ。