ついに空母化完了へ!いずも型護衛艦が迎えた防衛戦略の転換点
改修の象徴とも言えるのが、護衛艦「かが」の大胆な艦首形状変更だ。従来の細く絞られた台形甲板を切り落とし、米海軍の強襲揚陸艦に酷似した角型の「矩形(くけい)」へと再成形された。この幾何学的なシルエットの変化こそが、F-35Bの短距離離陸時に発生する乱気流を劇的に抑え込む鍵となる。
さらに注目すべきは、下方向へ猛烈な高熱排気を吹き付けるリフトファンに耐えうる特殊耐熱塗装だ。金属疲労を極限まで抑えるセラミック複合コーティングが甲板全体に敷き詰められている。実物を見上げると、従来のグレーとは明らかに異なる、鈍く重厚な光沢が甲板を覆っていた。