通じ合えない孤独にサヨナラ。情緒的断絶から心を取り戻す新処方箋
愛情がないわけではない。悪意があるわけでもない。それにもかかわらず、決定的な場面で共感や慰めが得られない。この情緒的断絶の背景には、認知特性の違いが存在することが少なくない。
自閉スペクトラム症 (ASD)のパートナーを持つ非ASD側の当事者は、暗黙の了解や感情の機微を共有できない現実に直面する。空気を読むことや、表情から感情を察知することが構造的に難しい場合、悲しんでいる側の訴えは「非論理的な感情論」として処理されてしまう。結果として、共感を求める側は冷たく突き放されたように感じ、傷口を広げていく。このすれ違いの積み重ねが、修復しがたい心の亀裂を生み出す。