生まれたての足が歩き出す神秘!自動歩行反射が消える意外な真実
生後すぐの新生児に見られるこの特異な踏み出し動作は、専門用語で「原始反射」と呼ばれる神経学的メカニズムの一種だ。胎児が母親のおなかの中にいる段階から育まれ、出産時の産道を通り抜ける補助となったり、出生直後の生存確率を高めたりするための生体プログラムと考えられている。モロー反射や吸てつ反射と並び、赤ちゃんの健やかな成長を支える根幹的な仕組みと言えるだろう。
かつて社会的な大反響を呼んだ NHKスペシャル「赤ちゃんの神秘」などの科学番組でも大きく取り上げられた通り、この原始的なステップ反応は人間が進化の過程で獲得した足跡そのものである。自発的な運動を司る大脳皮質が未発達な時期において、生命維持や運動機能の基盤を造り上げる役割を担っているのだ。