上野から世界を揺るがすミタスニーカーズ別注の全貌と争奪戦攻略
戦後の闇市をルーツに持つアメヤ横丁。その猥雑で活気あふれる商店街で産声を上げた株式会社ミタスニーカーズの歩みは、日本のストリートファッションの進化そのものと言っても過言ではない。90年代後半から2000年代初頭、スニーカーがサブカルチャーの枠を飛び越えて社会現象となる中で、彼らが仕掛けた数々の別注プロジェクトはシーンの指標となった。
その象徴たる金字塔が、トレイルランニングシューズをストリートの主役に押し上げた「MT580 別注プロジェクト」や、左右非対称のトリコロールを纏ったアシックスの名機「GEL-LYTE III TRICO」だ。既存のルールを軽やかに破り、東京独自の解釈を世界へ提示したこれらのアーカイブは、今なお色褪せることなく語り継がれている。