なぜ広陵高等学校はプロを育めるのか?甲子園の戦績と強さの秘密
大正時代から続く歴史の中で、この学校は幾度となく全国の頂点を争ってきた。春の選抜大会での優勝経験はもちろんのこと、夏の一大イベントである全国高等学校野球選手権大会でも数々の名勝負を演出してきた。NHKの全国中継を通じて全国のファンを熱狂させた記憶は、今なお鮮明だ。
とりわけファンの記憶に深く刻まれているのが、2007年夏にエースとしてチームを準優勝へ導いた野村祐輔の熱投である。後に広島東洋カープで新人王や最多勝を獲得する右腕の見せた精密なコントロールは、観客の度肝を抜いた。さらに2017年には、中村奨成が大会最多本塁打記録となる6本塁打を放ち、鮮烈な印象を残して同じく広島東洋カープへと入団した。勝利を掴む伝統は、まさにこうした激闘の歴史によって紡がれている。