サザン横浜の名曲一覧!Love Affair聖地巡礼と歌詞の真相
サザンオールスターズの横浜描写を語る上で欠かせないのが、キーボード兼ボーカルの原由子氏の存在です。横浜市出身である原由子氏のルーツは、バンドの音楽性にも深い陰影を与えてきました。
その真骨頂と言えるのが、1991年にリリースされたアルバム『MOTHER』収録の『横浜Lady Blues』です。作詞・作曲を手がけた桑田佳祐氏は、妻であり音楽的パートナーである原由子氏のボーカルに乗せて、古き良き横浜の情景を惜しみなく描き出しました。
歌詞には「伊勢佐木町」「本牧」「山手」「元町」といった、地元民に愛されるリアルな地名が次々と登場します。港の倉庫街や石畳の坂道、ジャズの音色が漏れ聞こえる路地裏など、みなとみらいのような近代的な観光地とは異なる、どこか泥臭くも粋な横浜の情緒が息づいています。
茅ヶ崎育ちの桑田氏が外側から憧れを持って見つめた横浜と、横浜育ちの原氏が内側から体現する横浜。この二つの視点が交差することによって、サザンオールスターズの横浜ソングは単なる観光歌謡にとどまらない、深い叙情詩としての説得力を獲得しています。