秋だけじゃない?極上鯖の本当の旬と失敗しない究極の目利き術
近年、鯖の楽しみ方は伝統的な塩焼きや味噌煮の枠を軽々と飛び越えている。日本最大のレシピ投稿・検索サービスクックパッドでは、鯖を使ったエスニック風のアレンジやハーブ焼きの検索頻度が右肩上がりで推移している。手軽に入手できる旬の切り身を、白ワインやトマト、スパイスと組み合わせるハイブリッドな家庭料理が支持を集めているのだ。
動画メディアの影響力も凄まじい。YouTube上では、プロの料理人から気鋭の料理研究家までが競うように鯖の捌き方や創作レシピの動画を配信し、数百万回再生を叩き出すコンテンツが珍しくない。下処理の手順をノーカットで視覚的に学べる環境が整ったことで、丸魚を一本買いして自宅で三枚おろしに挑戦する若年層が目に見えて増えている。
民放公式テレビ配信サービスTVerでも、全国ネットの料理バラエティや地方局が制作するローカル魚番組が見逃し配信を通じて手軽に視聴されている。番組内で紹介された「鯖の瞬間燻製」や「塩麹漬けグリル」といった技法が、放送直後からSNS上で模倣され、スーパーの鮮魚売り場から鯖が一瞬で消えるという現象も日常茶飯事となった。