真夜中に鳴り響く警報音!火災報知器の誤作動を止める手順と原因
火の気がないにもかかわらず警報が発報する現象は、防災用語で誤報(非火災報)と呼ばれる。現場取材を重ねると、住人が「まさかこんなもので」と驚くような日常の些細な要因がセンサーを刺激している実態が浮かび上がる。
冬場に圧倒的に多いのが、超音波式加湿器から噴き出す微細な水蒸気だ。天井付近に滞留した白いミストの粒子を、センサーが煙の粒子と誤認してしまう。また、殺虫剤のスプレーやくん煙式殺虫剤、料理中の油煙、ヘアスプレーに含まれる微粒子も格好の誤作動要因となる。さらには、真夏の湿気による結露や、体長わずか1ミリに満たないコバエやクモが機器内部の暗室に入り込み、光を遮ることで発報に至るケースも後を絶たない。
加えて見落とせないのが、機器自体の「電池切れ予告音」だ。火災警報の「ウー・ウー・火事です」という大音量ではなく、「ピピッ……ピピッ……」と数分おきに短く鳴る電子音を誤作動と勘違いし、パニックに陥る居住者が非常に多い。音が鳴るリズムと光るランプの色を観察することが、原因特定への第一歩となる。