元世界1位・宮里藍の現在。世界を制したメンタルとジュニア育成
「自分が世界の現場で学んだ体験を、そのまま次の世代に手渡したい」。そう語る彼女が最も力を注いでいるのが、ジュニアゴルファーの育成だ。単にスイングの技術を教え込むレッスンではない。世界で戦うために不可欠な人間的成長や、セルフマネジメントの重要性を伝えるプログラムを自ら企画している。
育成の現場に立ち会うと、子供たちと同じ目線に屈み込み、真剣に話を聞く姿が印象的だ。技術的な悩みに対して即座に答えを与えるのではなく、「君はどう感じた?」と問いかけ、自発的な気づきを促す。世界を制した知恵を惜しみなく注ぎ込むその指導スタイルからは、日本のゴルフ界の未来を本気で育もうとする執念すら伝わってくる。