妊娠中のヨーグルトは子どもの発達障害リスクを下げるのか?腸内細菌と脳の発達を結ぶ最新科学の真実
私たちの腸内には、100兆個もの細菌がひしめき合っています。この腸内フローラが、実は脳の機能や発達と密接につながっていることが近年の研究で明らかになりました。これが「脳腸相関(のうちょうそうかん)」と呼ばれるメカニズムです。
妊娠中の母親の腸内環境は、胎盤を通じて胎児に直接的・間接的な影響を与えます。腸内細菌が食物繊維を分解する際に作り出す「短鎖脂肪酸」などの代謝物質が、胎児の脳神経系の発達をサポートするシグナルとして機能している可能性が指摘されているのです。つまり、母親の腸が荒れていると、胎児の脳の発達に必要なシグナルがうまく伝わらないリスクが生じることになります。