靴下にサンダルはなぜ爆発流行?ダサいとオシャレの境界線を追う
「正直、5年前なら絶対に売り場で提案しなかった組み合わせです」
都内の大手セレクトショップでバイヤーを務める男性は、苦笑いを交えながらそう語る。かつてダサさの代名詞だった足元ファッションが、2026年の現在、空前のブームを巻き起こしている。仕掛け人は若者世代だけではない。アパレル業界全体がこの潮流を強力に後押ししており、店頭の一角にはソックスとサンダルのペアリングを提案する特設コーナーがずらりと並ぶ。
この現象の根底にあるのは、完璧すぎない「ハズシ」の美学だ。きっちりとしたジャケットや洗練されたスラックスにあえてラフな足元を合わせる。その絶妙な違和感こそが、今の時代に求められる「こなれ感」を生み出している。