Z世代が熱狂する「Y2K」の正体!平成レトロとの違いを解剖
時計の針を巻き戻そう。本来「Y2K」という言葉が世界中を震撼させたのは、コンピュータの誤作動によってインフラが停止するのではないかと恐れられた「2000年問題」が発端だった。未知のデジタル世紀を迎える恐怖と、テクノロジーへの楽観的な期待が入り混じる独特の空気感。それが当時のカルチャーに、近未来的なメタリックシルバーやサイバー感溢れるトーンをもたらしたのだ。
そのカオスから生まれたのが、過剰なまでに華やかでパワフルなセレブリティスタイルだ。ブリトニー・スピアーズのアイコニックなローライズデニムや、パリス・ヒルトンが魅せたトラックスーツに身を包むグラマラスな佇まい。映画『クルーレス』が予告し、『ミーン・ガールズ』が決定づけたピンク主体のスクールガールスタイルは、当時のポップカルチャーの頂点を極めた。大胆な肌見せと自己主張の強さこそが、この時代のアイデンティティだった。