ミュージカル界の若き女王・木下晴香の軌跡と圧巻の歌唱力に迫る
彼女の運命を大きく変えたのは、2017年のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』だった。無名に近い新人でありながら、応募者多数の熾烈なオーディションを勝ち抜き、ヒロインのジュリエット役に大抜擢された時の衝撃は、今もファンの間で語り継がれている。
初演の幕が上がると、初々しさと内に秘めた熱量を圧倒的な歌唱力で体現し、観客と批評家を驚嘆させた。無垢な少女が愛を知り、運命に立ち向かう変化をドラマチックに歌い上げる姿は、一躍「彗星のごとく現れた天才」として称賛の的に。このデビュー劇こそが、彼女が日本の舞台シーンの第一線へ駆け上がる決定的な第一歩となった。