ムツゴロウ動物王国の今と遺産の行方!残された動物たちの真実
1986年に公開された監督映画『子猫物語』は、日本の映画産業におけるひとつの到達点だった。配給収入約54億円という当時の歴代邦画興行記録を打ち立て、列島に空前の猫ブームを巻き起こしたのだ。
坂本龍一氏の手がけた美しい劇伴、詩情豊かな映像美。さらには米大手コロンビア・ピクチャーズを通じて全米公開され、北米市場でも大ヒットを記録した。動物の生態を物語仕立てにする演出手法は世界中で絶賛を浴びた一方、過酷な撮影現場に対する批判や議論を呼ぶなど、国内外の映像界に強烈な一石を投じた。
功罪を併せ呑みながらも、動物映画の表現領域を極限まで押し広げたこの金字塔は、映画史に深くその名を刻みつけている。