もう我慢はいらない!「80歳の壁」を突破する驚きの健康新常識
なぜ、これまで推奨されてきた健康管理が80歳を境に通用しなくなるのか。その鍵を握るのが老年医学の知見である。40代や50代の生活習慣病予防で重視される「メタボ対策」を、80代になってもそのまま継続することは、かえって危険を招きかねない。
日本老年医学会などの研究でも、後期高齢者においては少し小太りであるほうが死亡率が低く、極端な血圧降下やコレステロール制限は認知機能の低下や活力減退につながるリスクが指摘されている。70代までは血管の老化を防ぐことが主眼となるが、80代以降で真に対峙すべきは「フレイル(虚弱)」と「低栄養」だ。数値を正常値に押し込むことばかりに固執する医療から、本人の生活の質を支える医療への転換が急務となっている。