『キングダム』実写版「山の民」キャスト徹底解説!怪演の裏側
楊端和の側近であり、山の民最強の戦士として異彩を放つバジオウ。このキャラクターを体現したのが、実力派俳優の阿部進之介だ。劇中ではほぼ全編にわたり仮面を着用しているため、顔の表情による演技は制限される。しかし阿部は、圧倒的な肉体美と野性味あふれる身のこなしだけで、バジオウという男のタフさと忠誠心を完璧に表現してみせた。
過酷だったのは、その特殊メイクと衣装の装着環境だ。猛暑の中で行われた撮影現場において、視界が極度に制限される仮面を被りながらのハイスピードな殺陣。何十発ものアクションを全力でこなす肉体労働は想像を絶するものだった。仮面越しにも伝わる鋭い眼光と野獣のような咆哮は、阿部進之介という俳優の狂気的なまでの役作りがあってこそ生まれた奇跡である。