ケイゾクの狂気から破局の真相へ、中谷美紀と渡部篤郎が選んだ未来

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1999年1月、TBSテレビの金曜ドラマ枠で産声をあげた『ケイゾク』は、それまでの刑事ドラマが築き上げていたお約束を根底から覆した。迷宮入り事件を扱う警視庁捜査一課弐係を舞台に、東大卒のキャリアでありながら世間知らずで奇矯な行動を繰り返す柴田純と、ある事件によって心に深い闇を抱えた元公安の真山徹。中谷美紀と渡部篤郎が演じたこの二人の造形は、登場と同時に視聴者に強烈な衝撃を与えた。

メガホンを取った堤幸彦監督による斬新なカッティング、オフビートなユーモア、そして急転直下で訪れる猟奇的なサスペンス。その混沌とした世界観の中心で、二人はまさに命を削るような演技の応酬を繰り広げた。連続ドラマの成功を受けて製作された『映画 ケイゾク/Beautiful Dreamer』では、その熱量はさらに加速し、日本のテレビドラマと映画の境界線を軽やかに破壊。従来のサスペンスドラマにはなかった心理的リアリズムとアートフィルムのような映像美を確立し、カルト的人気にとどまらない社会現象を巻き起こした。

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