巨大花火と名門野球部が消えたPl教の現在地!知られざる実態
近鉄長野線の車窓からもはっきりと視認できる高さ180メートルの異形建築、大平和祈念塔(PLタワー。粘土を手でこねて引き延ばしたかのような前衛的なフォルムは、1970年の建立以来、地域のランドマークであり教団の精神的支柱であり続けている。人種や宗派を問わず、歴史上のあらゆる戦没者の魂を慰霊するために建てられたこの塔の周辺には、広大なゴルフ場やかつての研修施設が点在するが、往時のような信徒の往来は見られない。
戦後の高度成長期、数多くの新宗教が日本各地で台頭した中でも、この教団が築いた本部のスケールは群を抜いていた。広大な敷地に整備された関連施設群は、ひとつの独立した都市国家のような威容を誇っていた。しかし現在、敷地内の一部施設は立ち入りが制限され、維持管理コストの最適化が進められている。宗教法人としての活動拠点そのものは整然と保たれているものの、外部に向けた華美なアピールは影を潜め、内省的な祈りの場へと回帰している様子がうかがえる。