猛烈な痒み!トコジラミとダニの刺され跡画像で見分ける最新対策法
皮膚に残された痕跡には、犯人を特定するための明確なサインが刻まれている。自力での見分けがつかない場合は、以下の視点から患部の特徴を照らし合わせてほしい。
トコジラミ(Cimex lectularius)の吸血跡は、首、腕、手首、足首など「露出した皮膚」に集中する傾向が強い。吸血中に人間が身動ぎすると刺し直す習性があるため、2〜3箇所が直線状または密集した三角形のように並ぶのが典型的なパターンだ。患部は直径1〜2センチ以上の大きく硬い紅斑となり、中央に微小な出血点が見られることも珍しくない。
一方、屋内に潜むツメダニ(Cheyletidae)の標的は正反対だ。腹部、太ももの内側、脇の下、二の腕の内側など「衣服で覆われた柔らかい皮膚」を好む。トコジラミのように整然と並ぶことは稀で、ポツポツと不規則に散らばる小さな丘疹(ブツブツ)を作り、頂点に小さな水疱を伴うケースが多い。
さらに、ネズミや野鳥に寄生するイエダニ(Ornithonyssus bacoti)に刺された場合は、強い痒みを伴う点状の紅斑が下腹部や陰部周辺など広範囲に突発的に広がる。シーツに赤黒いインク染みのような血糞(けっぷん)が落ちていればトコジラミ、畳やカーペットに接した部位が広範囲に痒ければダニ類を疑うのがセルフチェックの鉄則だ。