教科書が隠した発掘の重大真実!古墳時代の暮らしと豪族の食卓
古墳の周りに並べられた埴輪は、当時の人々の服装や髪型、さらには暮らしの道具をリアルに再現した「立体のタイムカプセル」である。最新の3Dデジタル解析技術を駆使した現代の考古学調査では、埴輪に刻まれたわずかな凹凸や色素の残留物から、当時の人々がまとっていた布地の質や染色の種類まで特定可能となった。
豪族の男性は美しく仕立てられた袴を穿き、女性は優美な絹や麻の衣装に身を包んで金属製のアクセサリーで身を飾っていた。また、家形埴輪の精緻な屋根の構造からは、高床式倉庫や二階建ての豪奢な邸宅が実際に存在したことが立証されている。死者を送る儀礼のための道具であった埴輪は、同時に当時の生き生きとした衣食住の最高峰を後世に伝えるデザインカタログでもあったのだ。