Ev変革を牽引するアイシン高丘の超軽量化技術と驚異の事業戦略
近年、世界のEV製造に大きなインパクトを与えた大型一体成形技術「ギガキャスト」。テスラをはじめとするEV専業メーカーが主導したことで脚光を浴びたが、アイシン高丘はこれをただ静観していたわけではない。大型ダイカスト特有の設備投資リスクや修繕の難しさを冷静に分析し、同社は独自のモジュール型鋳造技術で正面から立ち向かう姿勢を鮮明にしている。
その真骨頂とも言えるのが、新世代のブレーキディスク開発だ。激しい摩擦と熱に晒されるブレーキディスクにおいて、独自配合の金属組成と高度な冷却制御技術を融合。強度と耐熱性を大幅に高めつつ、従来の限界を超える軽量化を達成した。足回りのばね下重量を削減することは、車両全体の軽量化以上に運動性能と電費性能を飛躍させ、技術的アドバンテージを揺るぎないものにしている。