陸上自衛隊の年収は本当に高い?階級別給与・手当と退職金の実態
インターネット上で「自衛官は実質的な勝ち組」と囁かれる最大の理由は、額面の年収そのものよりも可処分所得の高さと福利厚生の厚さにあります。
まず、ボーナスにあたる期末・勤勉手当は年間で基本給の約4.5ヶ月分が安定して支給されます。業績悪化による大幅カットや不支給のリスクが存在する民間企業と異なり、国家公務員基準で期日通りに全額が振り込まれます。
さらに注目すべきは、曹士階級の独身隊員に義務付けられている「営内居住」のコストパフォーマンスです。
駐屯地内の隊舎で暮らす場合、家賃は0円、水道光熱費も0円、さらに食堂での朝昼晩3食も無料で提供されます。民間企業に勤める同年代が毎月7万〜10万円ほど支払っている家賃や生活費が一切かからないため、給与の大部分をそのまま貯蓄や自己投資に回せます。「20代半ばで1,000万円の貯金を達成した」という隊員が珍しくないのは、この強力な生活防衛システムが存在するからです。