古都の聖地・百万遍へ!知恩寺の手づくり市と京大カルチャー探訪
普段は厳かな空気が流れる百万遍知恩寺の境内が、月に一度、凄まじい熱気に包まれる。毎月15日に開催される「手づくり市」だ。1987年に数軒の出店から始まったこの市は、今や400店近いブースがひしめく京都屈指の名物イベントへと成長した。既製品の持ち込みは一切禁止。出品されるのは、木工品、陶器、手織りのストール、無添加の焼き菓子など、すべて作り手の顔が見えるオリジナル作品ばかりだ。
職人やアーティストと直接言葉を交わしながら買い物を楽しむ時間は、大量消費の時代に対する鮮やかなカウンターカルチャーでもある。朝一番で焼き立ての天然酵母パンを求める地元住民から、旅の記念に世界に一つだけの器を探す旅行者まで、境内は笑顔と活気で満たされる。手仕事の温もりに触れる体験は、百万遍を訪れる最大のハイライトの一つといえる。