都心唯一の聖域!等々力渓谷の完全復旧と知られざる名所を徹底追跡
等々力渓谷の成り立ちを語る上で欠かせないのが、武蔵野台地を深く侵食してきた谷沢川の存在だ。かつて九品仏方面へ流れていた川が、地形の変動と浸食作用によって多摩川へと流路を変えた「河川争奪」の痕跡が、この深い谷を生み出した。
かつて人気テレビ番組『ブラタモリ(NHK)』でもそのドラマチックな地形形成史が特集され、現在もNHKオンデマンドで配信を視聴した地形ファンや地学愛好家が現地を訪れる姿が絶えない。露出した地層には、関東ローム層や東京層の重なりがくっきりと刻まれており、歩くだけで数十万年の地球の記憶を辿ることができる。単なる緑地散策を超えて、地形や大地の成り立ちを学ぶジオツーリズム・自然景勝地としての価値が、いま改めて再評価されている。