昭和の大スター没後6年、静かに紡がれる遺志――渡哲也さんが一人息子に遺した「男の矜持」と家族の現在
2021年1月、昭和の伝説となった石原プロモーションがその看板を下ろした。渡さんの遺志でもあった解散手続きが無事に完了した後、残された妻・俊子さんの生活を最も身近で支え続けているのが、ほかでもないこの長男である。
渡さんが晩年、病魔と闘いながら静かに自宅療養を続けていた時期も、息子は忙しい業務の合間を縫って頻繁に実家を訪れていたという。表舞台で脚光を浴びることのない日々の中で、家族の絆はより一層強固なものとなっていった。