大都会から北斗の拳へ!クリスタルキング歴代メンバーの現在と真相
クリスタルキングの歴史は、1970年代初頭の長崎県佐世保市および福岡市での泥臭い米軍キャンプやクラブ回りに端を発する。リーダーの吉崎勝正を中心に結成されたバンドは、当時から米国のファンクやハードロックを呑み込んだ圧倒的な演奏力で鳴らしていた。
転機となったのは、ハイトーンボーカルの田中昌之(当時は田中雅之)の加入だ。吉崎の唸るような低音ブルースと、田中の天井を突き抜けるような高音。相反する二つの声が重なった瞬間、唯一無二の化学反応が起きた。
1979年、彼らは『第18回ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)』に出場。ヤマハ音楽振興会のバックアップのもとで披露された『大都会』は満場一致でグランプリを獲得し、続く『第10回世界歌謡祭』でもグランプリと歌唱賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた。地方の実力派ロックバンドが、一夜にして全国の頂点へと駆け上がった瞬間だった。