大阪で過去最大の地震は?震度6弱の真実と直下型・南海トラフの脅威
現在、地震学者や防災行政が大阪において最も注視しているのが、都市の心臓部を縦断する内陸活断層の存在です。政府の地震調査研究推進本部による2026年時点の最新評価においても、大阪直下における大地震の潜在リスクは極めて高い水準にあります。
なかでも最大の脅威とされるのが「上町断層帯(うえまちだんそうたい)」です。豊中市から大阪市中心部(梅田・天王寺・上本町付近)を通り、岸和田市方面へと南北約42kmにわたって延びるこの活断層が全体で活動した場合、マグニチュード7.5〜8.0クラスの直下型地震を引き起こします。
今後30年以内の発生確率は「2〜3%」と算出されています。一見低い数字に思えるかもしれませんが、日本の活断層の中では「我が国の主な活断層の中では最も高いグループ」に分類されており、いつ動いても不思議ではない極めて切迫した危険度を示しています。上町断層帯が動いた場合、大阪市中心部のほぼ全域が震度6強から震度7の猛烈な揺れに見舞われ、建物の倒壊や火災により死者数万人に達するとの被害試算も公表されています。
また、大阪府東部の生駒山地沿いに位置する「生駒断層帯」も無視できません。M7クラス後半の地震を起こす能力を秘めており、大阪東部から北河内、奈良県境にかけて甚大な家屋倒壊や土砂災害を引き起こすリスクを抱えています。