政情不安の南スーダン:石油利権と人道危機の知られざる真実に迫る
この国の政治動向を読み解く上で避けて通れないのが、二人の政治巨頭の確執だ。大統領のサルバ・キール・マヤルディと、第一副大統領のリエック・マシャール。2013年の内戦発生以来、両者の確執は民族間の対立とも結びつき、国家を幾度となく崩壊の縁へと追いやった。
再三にわたり平和協定が署名され、形ばかりの暫定統一政府が樹立されては破綻を繰り返してきた。軍の統合や憲法制定といった平和プロセスの重要課題は棚上げされたままだ。権力の座に固執する両者の政治的駆け引きが、国家復興の芽を摘み続けている。