赤ちゃんのモロー反射とは?激しい原因や消失時期・てんかんとの違い

赤ちゃんのモロー反射とは?激しい原因や消失時期・てんかんとの違いについて知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

モロー反射は「激しすぎる」ことだけでなく、「全く出ない」あるいは「左右非対称である」場合にも注意深い観察が求められます。乳幼児健診で小児科医が必ず反射テストを行うのは、神経系の発達異常をスクリーニングするためです。

① モロー反射が片手・片足しか出ない(左右非対称)
片側の腕しか動かない、あるいは片方の動きが明らかに鈍い場合、分娩時の圧迫等による「鎖骨骨折」や、首から腕に伸びる神経の損傷である「腕神経叢麻痺(エルブ麻痺)」、中枢神経の片麻痺などが疑われます。

② モロー反射が全く起こらない(消失・減弱)
刺激を与えても両腕の反応が全く見られない場合、重度の仮死分娩や脳の低酸素状態、重篤な中枢神経系障害、染色体異常、筋疾患などの可能性が考えられます。

③ 生後6ヶ月を過ぎてもモロー反射が強く残り続ける
生後6ヶ月以降も強いモロー反射が残存している場合、脳性麻痺などの発達障害や中枢神経の統合不全が懸念されます。原始反射が適切に消失しないと、その後の寝返りやお座り、ハイハイといった随意運動の発達が妨げられる要因になります。

なお、「モロー反射が激しい赤ちゃんは将来の発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症など)になるのか」という疑問を持つ親もいますが、現時点で乳児期のモロー反射の強弱と将来の発達障害との間に直接の医学的因果関係は証明されていません。健診で医師から特に指摘を受けていなければ、過度な心配は不要です。

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