赤木しげるの最期と安楽死の真相|『天』通夜編が遺した伝説の名言
『天 天和通りの快男児』の第16巻から第18巻にかけて描かれたエピソードは、通称「通夜編」と呼ばれています。アカギは自らの死を決意した後、意識が明晰なうちに旧友たちと最後の別れを交わすため、自ら「生前葬」をセッティングしました。
山奥の施設に設けられた祭壇には、かつて命懸けの東西戦で死闘を繰り広げた錚々たる裏麻雀界の猛者たちが集結しました。赤木しげるの葬式の参列者として駆けつけたのは、主人公の天貴史をはじめ、関西の首領・原田克美、伝説の雀聖・僧我三威、浅井銀次、そして誰よりもアカギを慕っていた井川ひろゆきです。
集められた仲間たちは、アカギが既に致死性の薬剤を流し込む安楽死装置をセットしている事実を知らされ、激しく動揺します。参列者たちは1人ずつアカギのいる小部屋に入り、死を思いとどまらせようと必死の説得を試みます。しかし、どの言葉もアカギの鋼のような意志を揺るがすことはできませんでした。