潮風香る港町へ!長崎市茂木町の絶品海鮮グルメとノスタルジック散策
長崎の市街地から日見峠を越えた先に広がるのは、穏やかな橘湾の青い海だ。幕末の志士・坂本龍馬も長崎での激動の合間にこの地に足を延ばし、海の向こうの天草に思いを馳せたという伝承が残る。かつて茂木は、長崎と熊本の天草を結ぶ海上交通の要衝であり、旅人が旅の疲れを癒やす「長崎の奥座敷」として大いに賑わっていた。
路地裏に一歩足を踏み入れれば、石段や板塀の立ち並ぶ風情ある景観がどこまでも続く。昭和の面影をそのまま残した洋食店や古びた銭湯、地元の漁師たちが立ち寄る小さな商店。時代に取り残されたのではなく、あえてゆったりとした時を刻み続けてきたかのような心地よい空気が、訪れる者の心を瞬時にほどいていく。