『ポケ戦』主人公アルのその後は?バーニィの悲劇と名作の結末を追う
多くのファンにトラウマと深い感動を残したのが、物語終盤におけるバーニィの死亡理由とあまりにも残酷なすれ違いです。
サイクロプス隊の壊滅後、ジオン軍上層部はコロニー「リボー」ごと新型モビルスーツガンダムNT-1(アレックス)を核ミサイルで消滅させる作戦を決定します。一度はコロニーから脱出しようとしたバーニィでしたが、アルや町の人々を守るため、森の中に隠していたザクII改を修復し、単身でアレックスに立ち向かう決意を固めました。
しかし、運命は最悪の皮肉を用意していました。バーニィが出撃した直後、核を搭載したジオン艦隊は連邦軍に拿捕され、リボーへの核攻撃計画は完全に消滅していたのです。アルはこの事実を知り、戦闘を止めようと必死に叫びながら森へ走りましたが、すでに戦いの火蓋は切られていました。
さらに残酷だったのは、ガンダムNT-1のコクピットに乗っていたのが、アルとバーニィが共に好意を抱いていたクリスチーナ・マッケンジーだったという点です。互いが誰であるかを知らないまま繰り広げられた死闘の末、バーニィのザクはコクピットをビームサーベルで貫かれ、バーニィは跡形もなく散りました。命を懸けた戦いが「実は戦う必要のなかった戦い」だったという結末は、ガンダム史上最も切ない幕切れと言わざるを得ません。