『女のみち』宮史郎の現在と没後の評価|壮絶な歌手人生と遺族のいま
宮史郎の歌手人生を語る上で欠かせないのが、実兄である宮五郎の存在だ。二人は並木ひろしと共に「ぴんからトリオ」を結成。元々は演芸場やキャバレーを回るコミックバンドとして活動をスタートさせた。しかし、彼らの運命を決定づけたのは、内に秘めた本格的な歌唱力だった。
日本コロムビアからリリースされた『女のみち』は、当初の予想を遥かに上回る爆発的ヒットを記録する。首を少し傾け、身を捩るようにして女心を歌い上げる宮史郎の姿は、テレビ画面を通じて全国のお茶の間に強烈なインパクトを与えた。お笑いから一転、日本中の誰もが知るトップ歌手への階段を、猛スピードで駆け上がっていったのだ。