半蔵門線アスベスト問題の緊急追及!健康リスクと撤去現場の全貌

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日本の鉄道インフラ産業は今、高度経済成長期に一気に建設された大量の構造物が同時に耐用年数を迎えるという「インフラ老朽化クライシス」に直面している。半蔵門線も例外ではなく、1970年代から80年代にかけての建設ラッシュ時に防音・断熱目的で吹付け石綿や保温材が広範に使用された背景がある。

なぜこれまで完全撤去が進まなかったのか。最大の要因は地下鉄特有の施工作業における制約だ。終電から始発までのわずか3時間程度という限定された深夜帯しか工事を行えず、防塵シートによる完全遮蔽や陰圧装置の設定といった大がかりな撤去手順を踏むには極めて膨大な日数とコストがかかる。その結果、完全な除去ではなく「封込め」や「囲い込み」といった暫定処置が選択され続けてきた歴史がある。

だが、構造物の老朽化が進むにつれ、封込め用薬剤の剥離や外壁の亀裂から石綿が露出する事故が全国各地で散発するようになった。一時しのぎの対策が限界を迎えているのは明白だ。

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