仙洞御所で紡ぐ静穏な祈り美智子さまの今と宮内庁が明かす肉声
「朝の澄んだ空気のなか、お二人で庭を歩かれ、短い会話を交わされることが何よりのリハビリであり、日課となっています」
宮内庁関係者は、赤坂御用地にある仙洞御所での上皇后美智子さまのご様子についてそう語る。ご年齢を重ねられるなかで、過去の骨折や体調の変化に対する懸念は絶えず報じられてきた。だが、医師団による細やかな健康管理のもと、日々の規則正しい生活リズムを崩されることはない。
午前中のひとときは、新聞の各紙に目を通し、国内外の出来事、特に各地の被災地や困窮する人々の暮らしに心を寄せられる時間だ。午後は上皇明仁さまとご一緒に本を音読し合ったり、思い出の音楽に耳を傾けたりと、穏やかで知的な刺激に満ちた時間が流れる。決して無理な公務は行わず、自らの体力と相談しながら、静けさのなかに凛とした規律を保たれているのが現在の真実の姿である。