愛され「ゆるかわ女の子イラスト」プロが明かす線画と配色の極意
日本におけるゆるキャラや脱力系アートの系譜を紐解くと、先駆者たちが築いた表現の文脈が見えてくる。個人のイラスト配信から一時代を築いたカナヘイのポップなラインワークは、デジタルイラストの初期における金字塔となった。
その後、サンエックスが生み出した『すみっコぐらし』に見られる「ネガティブさへの共感」や、ナガノによる『ちいかわ なんかし小さくてかわいいやつ』が提示した「愛らしさと過酷な世界のギャップ」は、キャラクターデザインの概念を大きく拡張した。可愛らしさの裏にほんの少しの哀愁や狂気を潜ませる手法は、現代のクリエイターたちにも多大な影響を与えている。