【2026最新現地ルポ】北の大地に咲き誇る絶景のテーマパーク。春から秋へ紡がれる「花と光の物語」と由仁町の今
園内に足を踏み入れると、整然と、かつ自然のうねりを生かして配置された「15のテーマガーデン」が目に入る。春の開幕を告げるのは、一面をピンクや紫で染め上げるリナリア(姫金魚草)の大地だ。パステルカラーのジュータンがどこまでも続く光景は、長い北海道の冬を乗り越えた人々の心に真っ先に春の喜びを届けてくれる。
季節が移り変わるにつれ、ガーデンは全く異なる顔を見せる。初夏には色鮮やかなローズガーデンや紫陽花が咲き誇り、盛夏には黄金色に輝くコスモスや色とりどりの夏花が丘を彩る。そして秋、最大のハイライトとなるのが、丸々とした愛らしいフォルムの「コキア(ほうき草)」だ。緑色から鮮烈なコバルトレッドへと染まっていくグラデーションの時期は、大地が燃え上がるような生命力に満ち溢れ、カメラを構える手が止まらなくなるほどだ。