【2026年現地ルポ】「積丹ブルー」の深遠なる港、幌武意漁港が揺れる現場——ウニ漁の未来と秘境ダイビングの新潮流
幌武意を訪れたなら、食の体験を外すわけにはいかない。6月から8月にかけて解禁されるウニ漁の時期には、港周辺や近隣の食堂で、一切のミョウバンを使用しない「無添加の生ウニ」が振る舞われる。
口に入れた瞬間に広がるのは、豊かな磯の香りとトロリとした甘み。保存料の嫌な苦味は一切なく、コンブの旨味が凝縮された純粋な海の恵みが脳裏を突き抜ける。ウニ丼はもちろんのこと、地元の漁師が作るシンプルな小魚の三平汁や、新鮮なイカ刺しなど、豪快でありながら繊細な浜料理の数々が、訪れる者の胃袋を掴んで離さない。